確定申告医療費控除の明細書の書き方 記入例を簡単図解入りで解説♪

確定申告医療費控除の明細書の書き方が難しくてわかりにくい・・・
と思っている方も多いのではないでしょうか。

そして、

・医療費の明細書には、治療内容も細かく書く必要があるのか
・領収書は1枚ごとに記入しなければならないのか
・医療費控除額はどのように計算すればよいのか
・申告書A様式にはどのように記入すればよいのか

など、疑問に思うことも多いですよね。

そこで、今回は、この確定申告医療費控除の明細書の書き方・記入例について
分かりやすく図解入りでまとめてみました。

スポンサードリンク




確定申告医療費控除の書き方 1. 明細書をダウンロードする

まず、給与所得者が、確定申告で医療費控除を受けるためには、
医療費の明細書」と「申告書のA様式」の書類が必要となります。

※ここで、給与所得者ではなく、個人事業主の場合には、
 「医療費の明細書」と「申告書のB様式」の書類が必要となります。

これらの書類は、直接、税務署に取りに行くか、
国税庁のHPからダウンロードすることができます。

郵送もしてもらえますが、その場合には、返信用封筒に住所・氏名を記入して
82円の切手を貼付して、郵便で請求しなければならないので、

直接税務署に取りにいけない場合には、
国税庁のHPからダウンロードした方が便利かもしれません。

医療費の明細書はこちらからダウンロードできます。
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/yoshiki02/pdf/003.pdf

申告書A様式はこちらからダウンロードできます。
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/yoshiki01/shinkokusho/pdf/h27/01.pdf

申告書B様式はこちらからダウンロードできます。
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/yoshiki01/shinkokusho/pdf/h27/02.pdf

確定申告医療費控除の書き方 2. 治療内容の記入例

医療費の明細書は、上段と下段に分かれていて、
上段の部分には、医療費控除の対象となる医療費の明細を
領収書に基づき記入していきます。

このとき、医療費の明細は、領収書1枚ごとを個別に転記する必要はなく、
まとめて転記することができる
ので、医療費の明細書に記入する前提として、

・医療を受けた人ごとに、治療を受けた病院名や薬局別に、
 領収書をひとまとめにしておく。
・まとめた領収書をホチキスなどで留めておく。
・まとめた領収書ごとに、医療費の集計を出しておく。

という作業をしてから、医療費の明細書に記入するようにすると便利です。

医療費明細書1
(引用元:国税庁HP)

具体的には、上記の図のように記入すればOKです。

また、赤枠内に、高額療養費制度や民間の保険会社からの入院給付金など、
保険金などで補填(ほてん)される金額を記入します。

確定申告医療費控除の書き方 3. 控除額の計算方法

次に、医療費明細書の下段の部分で、控除額の計算をします。

医療費明細書2
(引用元:国税庁HP)

1. 上記の図のA欄に、医療費明細書の上段の部分で個別に記入した
 医療費の合計金額である支払った医療費の合計額を記入します。

 ※上記の図で言うと、青枠の金額をA欄の青枠に記入します。

2. B欄に、高額療養費制度や民間の保険会社からの入院給付金など、
 保険金などで補填される金額を記入します。

 ※上記の図で言うと、赤枠の金額をB欄の赤枠に記入します。

3. C欄に、A欄ーB欄の金額を記入します。

 ※保険金などで補填される金額がなければ、A欄とC欄の金額は同額になります。

4.D欄に、所得金額の合計額を記入します。

源泉徴収票
(引用元:国税庁HP)

 ※給与所得者の場合、源泉徴収票の給与所得控除後の金額が所得金額になります。
  上記の図で言うと、緑枠内の金額4,920,000円になります。

5.E欄で、D欄の金額の5%の金額を算出します。

 ※4,920,000×0.05=246,000円

6、F欄には、E欄と10万円のいずれか少ない金額を記入します。

 ※246,000円と100,000円のうち、少ない金額である100,000円を記入します。

※ただし、年収が3,116,000円未満の給与所得者の場合には、
 医療費が年間10万円以下でも医療費控除を受けることができることがあります。

7.G欄には、C欄ーF欄の金額を記入します。

 ここで算出された金額が、医療費控除額になります。

 ※上記の図の例で言うと、
  300,000円ー100,000円=200,000円となり、200,000円が医療費控除額となります。

確定申告医療費控除の書き方 4. 申告書A様式の記入例

医療費の明細書で、医療費の控除額が算出できたら、
次は、申告書A様式に、医療費控除額を記載します。

申告書A様式
(引用元:国税庁HP)

申告書A様式の「所得から差し引かれる金額」の18番の「医療費控除」の部分に、
前述の医療費の明細書で算出した医療費控除額を記入します。

※上記の図で言うと、黄枠の金額200,000円を記入します。

源泉徴収票
(引用元:国税庁HP)

上記の源泉徴収票の例によると、橙色枠の所得控除の額の合計額2,493,346円
(申告書A様式の16番の金額2,493,346円)に、医療費控除額200,000円が加算され、

所得控除の合計は、2,693,346円となり、
必要経費が20万円加算されたのと同様の効果が得られ、
その分だけ節税することができるようになるわけです。

このように、所得控除額の計算ができたら、次は、税額の計算をします。

申告書A様式
(引用元:国税庁HP)

上記の図の例で言うと、課税される所得金額は、
4,920,000円ー2,693,346円=2,226,000円(1,000円未満切り捨て)となります。
(※申告書A様式の課税される所得金額21番に記入)

次に、超過累進税率の速算表に当てはめて税額を計算すると、
2,226,000円×10%ー97,500円=125,100円となります。
(※申告書A様式の22番に記入)

そして、復興特別所得税額として、
125,100円×2.1%=2,627円(※申告書A様式の35番に記入)が加算された
127,727円(※上記の図水色枠の金額)が正しい税額となります。
(※申告書A様式の36番に記入)

最後に、今回還付される税金の額がいくらになるのかを計算します。

源泉徴収票
(引用元:国税庁HP)

上記の図の例で言うと、年末調整が終わった時点で、源泉徴収票に記載されている
148,100円(※上記の図の紫枠の金額)の税額が差し引かれています。

したがって、その金額から、先ほど計算した正しい税額127,727円を差し引いた
148,100円ー127,727円=20,373円(※下記の図黄緑枠の金額)の所得税が還付されます。

申告書A様式
(引用元:国税庁HP)

まとめ

以上、確定申告医療費控除の明細書の書き方・記入例でした。

確定申告の医療費控除の申告って難しいなぁと思っていた方でも、
このように順番に記入していけば、簡単に医療費の明細書の記入ができますね^^

 関連記事
確定申告医療費控除の対象家族 夫婦共働きも含まれるの?
確定申告医療費控除の対象になるもの 交通費や予防接種や薬代は?
確定申告医療費控除 交通費の書き方記入例 領収書なしの場合を図解

スポンサードリンク

コメントを残す