アルカリ剤には、油性汚れを乳化して落とす働きがあるので、
食べこぼしや垢、血液などのタンパク質の汚れを分解することでき、
洗濯をするときに使用するのに適しているのですが、
重曹では、アルカリ性の性質が弱いために、
これらの汚れをきれいに落とすことができません。
でも、セスキ炭酸ソーダなら、重曹よりもアルカリ性の性質が強いため、
これらの汚れを落とす効果が高く、洗濯洗剤として最適なんですね。
それに、セスキ炭酸ソーダは、水に溶けやすい性質を持っているので、
粉のまま洗濯機に入れることができ、とても便利です。
とは言え、このセスキ炭酸ソーダを使って洗濯をするには、
どうすればよいのか、その分量など使い方がよくわからない・・・
という方もいるかもしれません。
そこで、今回は、セスキ炭酸ソーダを使って、
ワイシャツの黄ばみや襟汚れをキレイに洗濯する方法
油汚れをキレイに落とす方法
ぬいぐるみをキレイに丸洗いする方法
布ナプキンをキレイに洗濯する方法
などについてまとめてみました。
セスキ炭酸ソーダを洗濯洗剤として使用する場合の分量は?
具体的に、セスキ炭酸ソーダを使って洗濯をする方法を説明する前に、
セスキ炭酸ソーダを洗濯洗剤として使用する場合の分量を見てみましょう。
★洗濯洗剤として使用するセスキ炭酸ソーダの分量
水:30リットル
セスキ炭酸ソーダ:小さじ2~大さじ1(約10g~15g)
※セスキ炭酸ソーダは入れ過ぎると、洗い上がりがベタついたり、
臭いが出たりするので、入れ過ぎないように注意しましょう。
★セスキ炭酸ソーダ水溶液スプレーの分量
水:500cc
セスキ炭酸ソーダ:小さじ1くらい
これらをスプレーボトルに入れてよく混ぜ合わせます。
※汚れの程度によって、濃度を調節するとよいでしょう。
セスキ炭酸ソーダでワイシャツの黄ばみや襟汚れをキレイに洗濯♪
ワイシャツの黄ばみや襟汚れは、皮脂による汚れなので、
セスキ炭酸ソーダを使ってキレイに落とすことができます。
1. ワイシャツの黄ばみや襟汚れに部分に、セスキ炭酸ソーダ水溶液スプレーを
シュッシュッと吹きかけて、しばらくしてから、歯ブラシでこする。
2. その後、洗濯機に30リットルの水を入れ、小さじ2~大さじ1の
セスキ炭酸ソーダを加えて、ワイシャツを入れて、2~3分くらい撹拌し、
そのまま2~3時間くらい浸けおきする。
※一晩浸けおきしておいても大丈夫です。
3. その後、2~3分くらい洗濯機を回して、軽く脱水してからすすぐ。
※縦型洗濯機を使う場合は、すすぎは1回でも大丈夫ですが、
洗い残しが気になる場合には、2回すすぐとよいです。
※ドラム式洗濯機の場合は、使用する水の量が少ないので、
2~3回すすぐようにした方がよいでしょう。
セスキ炭酸ソーダで油汚れもキレイに落とす♪
油汚れがひどい衣類の場合には、セスキ炭酸ソーダで洗濯をした後、
石鹸で洗濯すると、きれいに汚れが落ちます。
1. 洗濯機に、水30リットルと、セスキ炭酸ソーダ小さじ2~大さじ1を入れ、
油で汚れた衣類を入れて、普通に洗濯機を回す。
※この後で、石鹸で洗濯をするので、セスキ炭酸ソーダで浸けおきを
しなくても大丈夫です。
2. その後、普通に石鹸で洗濯をする。
セスキ炭酸ソーダでぬいぐるみをキレイに丸洗い洗濯♪
ぬいぐるみの汚れをどうすればよいのか・・・
と悩んでいる方もいるかもしれませんね。
実は、このぬいぐるみも、セスキ炭酸ソーダを使えば、
簡単にきれいに洗濯することができるんですよ♪
1. バケツや洗面器などに、ぬいぐるみの全体が浸かるくらいのぬるま湯を入れ、
セスキ炭酸ソーダ小さじ1をよく溶かして、やさしく押し洗いする。
※汚れがひどい場合には、その後、石鹸でさらに洗います。
2. その後、ぬいぐるみを軽く脱水し、2~3回すすぎをしたら、
ぬいぐるみが乾かないうちに、ブラシで毛並みを整えて、陰干しする。
※ぬいぐるみの毛並みと逆方向にブラッシングすると、毛のふわふわ感が戻ります。
なお、丸洗いできなぬいぐるみは、セスキ炭酸ソーダ水溶液をしみ込ませた
タオルで拭いてから、水拭きすると、きれいになります。
セスキ炭酸ソーダで布ナプキンをキレイに洗濯♪
布ナプキンの洗濯方法に困っている方も多いのではないでしょうか。
でも、この布ナプキンも、セスキ炭酸ソーダを使えば、
簡単にきれいに洗濯することができるんですよね。
1. 外から見えない蓋付きの容器に、2リットルの水を入れ、セスキ炭酸ソーダ
小さじ1~2を溶かす。
2. 1に、布ナプキンを入れて、数時間~一晩浸けおきして、水ですすぐ。
※汚れがひどい場合には、途中で、布ナプキンを軽くすすいで絞り、
再度、セスキ炭酸ソーダ水溶液に浸けおきし直すとよいでしょう。
また、抗菌作用のあるラベンダーやティーツリーなどの精油を1~2滴垂らしても
よいでしょう。